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2011年8月30日 (火)

[“文武両道”をめざす姿勢が、互いに良い刺激を与え合う]クラブ活動での活躍は、学校全体に活気をもたらす!

私立中高一貫校の多くは、その後の高等教育(大学)での学問・研究につながる基礎学力づくりと同時に、幅広い人間力の育成に力を注いでいる。

したがって、クラブ活動に取り組むスタンスも、そうした学業との両立が前提で、そのほかの課外活動、学校行事への取り組みなども重視されている。

それでも、そうした“文武両道(学業とクラブの両立)”を、かなり高いレベルで実現している私学や、個々のクラブがある。

そうしたタイプの私立中高一貫校は、例外なく学校全体に活気があり、各クラブでがんばる在校生同士が、互いに良い意味で刺激し合う形になっている。

ひとつのクラブが都道府県の大会やコンクールで上位に入賞したり、さらに関東大会や全国大会で活躍を見せたりすると、それは全校生徒にとっての刺激になる。同じ学校の仲間が、あれだけできるのならば、自分たちのクラブも負けずにがんばろうという雰囲気が生まれてくる。

同じ学校やクラスの仲間が、高い目標に向けて日々、練習や努力をしている姿を間近に見ることで、ほかの生徒にも「自分たちもやればできる」という、自信やチャレンジ精神が芽生えてくる。

そしてこれは、いろいろなクラブに所属する生徒同士の良い刺激になるだけではなく、日頃の学習や大学受験の対応にも、プラスの影響を及ぼすことがある。

それぞれのクラブの活躍と同じように、学習面でも、「自分たちもがんばれば、高いレベルの学力を身につけ、大学受験でも難関大学を突破することができる」という、クラブでがんばるのと同様の自信とチャレンジ精神が育ってくる。

かつて、柔道でオリンピック選手を輩出していた世田谷学園の校長であった故・山本慧彊(えきょう)先生は、「オリンピックで世界一をめざす生徒が同じクラスや学校にいることが刺激になって、たとえば東大をめざす生徒も負けじとがんばることができる」という意味のことを話してくれたことがある。

そういう世界的なアスリートのレベルではなくても、同じ学校に、少しでも高いレベルをめざして努力し、目立って活躍するクラブがあると、それが生徒の間で刺激となり、他のクラブも活気づくということはよく聞く話である。

仮に小規模な女子校であっても、そのなかのひとつのクラブや生徒が目立った成果をあげると、その年は不思議に学内が、例年よりも活気づくという話も聞く。

そういう意味では、あくまで学業が優先の進学校であったとしても、それぞれのクラブには、大いに高い目標をめざしてほしいと思う。現に、全国の私立中高一貫校の進学校のなかには、種目によっては相当に高いレベルで活躍を見せているクラブも少なくない。

何も、大会や試合で勝つことや、コンクールで上位に入賞することだけに価値があるわけではない。しかし、高いレベルをめざす過程で、より技術やチームワークを磨き、大きな達成感や充実感を得ることができることは間違いない。その結果、ひとつでも目標に近づく成果をあげることができると、そこで得た自信や手ごたえが、ほかの場面でも生きてくる。

ときどき、「受験とスポーツには共通点がある」という意見も耳にする。それは、どちらも、(1)より高い目標に向けて、(2)限られた時間をうまく使って、(3)気持ちを集中して、(4)自分を高める方法を自ら考え工夫して、(5)自分を信じてチャレンジする強い気持ちを持って、努力を重ねて本番に挑む姿勢が大事になるということだろう。

それが、今回の『ネッティーランドかわら版』クラブ特集号でお伝えしたかったことのひとつである。各ページの記事をご覧いただくことで、きっと各私学の、各クラブのそうした雰囲気を感じていただくことができると思う。

そして、とくにこの後のページで紹介する「クラブ活動が盛んな学校」は、そうした各種のクラブ活動での活躍が学内に活気を生み、成果をますます伸ばしている私立中高一貫校といえるはずだ。関心をもった学校には、ぜひ一度足を運んで、それぞれのクラブ活動の熱気とともに、学校全体の活気を感じてほしい。

【初出:NettyLandかわら版2011年8月特別号】
(北 一成)

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▲私立中高一貫校が、たとえば男子に人気のサッカーや野球などで全国大会に出場すると、
その翌年の文化祭の来場者や、入試での応募者が目立って増えることもあるという
(写真は2006年の第85回全国高校サッカー選手権大会に出場した暁星高の試合風景)。

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