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2011年6月 2日 (木)

[多くのアスリートが動いた「いま、自分たちができること」] スポーツ界からの被災地への声援

例年であれば、プロ野球やサッカーのJリーグの開幕、高校野球の春の選抜甲子園大会など、春のスポーツのシーズン幕開けを待つ時期であった3月11日、予期せぬ激震が日本列島を襲った。

プロスポーツの世界にも、当然のことながら影響は少なくなかった。震災当日には、プロ野球やサッカーJリーグの練習試合など、多くのイベントが中止となった。

すでにJリーグでは、3月中に予定されていた試合はすべて中止と震災直後に決定。プロ野球のパ・リーグは開幕を4月12日に延期した(※)。

3月21日から東京で開催予定だった「世界フィギュアスケート選手権大会2011」は開催を中止。ほかにも、ゴルフやバレーボールをはじめ、多くのスポーツの大会が中止もしくは延期された。

しかし、公式大会が中止や延期となっても、スポーツ界や個々の選手が活動をストップしたわけではない。むしろ、こうした国家規模の大災害のもとで、自分と自分たちのチーム、各スポーツ界、ひいてはスポーツ界全体が、いま被災地とそこで過ごす人々のために「何ができるか」を必死で考え、急ぎ行動に移し始めた。

プロスポーツ選手のなかにも、東北地方の出身選手は多い。野球の東北楽天イーグルスや、サッカーのベガルタ仙台は、本拠地を宮城県仙台市に置くチームだ。

東北楽天イーグルスでは、田中将大選手をはじめ、多くの選手が、個々のブログやツイッターで励ましのメッセージを送り、被災地の方に少しでも役立てるようにと情報発信を続けている。

他のプロ球団でも、たとえば東北高校出身のダルビッシュ有選手(北海道日本ハムファイターズ)は、やはり自身のブログやツイッターで呼びかけることで、被災地の方や救助・救援にあたる人々の情報交換の場を形作っている。

陸上の為末大選手は、震災の翌日3月12日には、自身の公式ブログで「アスリートにできること」と題して、国内・海外のアスリートに向けて、いま自分たちができる被災地への支援を呼びかけた。同時に、今後も長くかかるであろう復旧・復興への歩みのなかで、プロスポーツ選手が、ひとつの希望となれるよう、本業の活動とトレーニングを続けることを願うメッセージを発信した。その後も彼は、世界中のアスリートに向けて、被災地と日本の人々への励ましのメッセージの発信と、被災地の救援に役立つ寄付の呼びかけ、さらにそうした活動の輪を広げたいというアスリートたちの願いを、各選手の関係するメディアで発信することを呼びかけ続けている。

Jリーグのサッカーチームでも、選手自身が供出した個々のユニフォームやスパイクなどをチャリティーとしてファンに販売し、その売り上げを被災地へ寄付したり、選手自身がホーム地の街頭での募金運動の先頭に立つなど、被災地支援の動きを始めている。

さらに、サッカーの欧米諸国のクラブや、野球のメジャーリーグなど、海外で活躍する日本人アスリートからも、遠く離れた地から、被災地への寄付や、励ましのメッセージが次々と寄せられている。

野球の松坂大輔選手や、サッカーの長友佑都選手、内田篤人選手などをはじめ、日本選手の多くは、震災で亡くなった方の冥福を祈り、喪章をして試合に臨んだり、試合後にはファンとマスコミに向けて、アンダーシャツや日の丸の旗に書き込んだ、日本と日本人へのメッセージをアピールし、支援と励ましの輪を広げる動きに役立とうとしている。

サッカーの欧州チャンピオンズ・リーグでは、対戦する両チームに日本人選手がいなくても、試合前に選手と会場のサポーターがともに祈り、横断幕に描かれた「JAPAN」への応援メッセージがフィールドに掲げられる場面もあった。

まだ震災から間もない時期(3月12日~18日)に、被災地の人々と日本人すべてに向けて、「いま、できること」に踏み切った多くのアスリートたち。

個々の素早い判断で、スポーツを通して「人とつながる」ことの力の大きさを見せてくれた彼らのアクションが、少しでも被災地の方々の力になることを祈りたい。

同時に、やがて被災地のライフラインが復旧し、被災した方々の心の傷跡が少しでも癒えたときには、それぞれのスポーツの試合や競技を通して、彼らアスリートの気迫あるプレーが、その後の被災者の方々と日本にとっての、希望や励ましになることを願いたい。

【初出:NettyLandかわら版2011年4・5月号】
(3月18日記。北 一成)

※その後、セ・リーグも同調し、開幕を同日に延期した

Tamesue

▲陸上の為末大選手のオフィシャルサイト「侍ハードラー」には、アスリートたちの活動が綴られている。

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