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2010年7月 5日 (月)

[今年は早稲田が“私学の両雄対決”を制す] 第79回・早慶レガッタ

春の隅田川の風物詩「早慶レガッタ」が、今年も4月18日(日)に開催された。野球の早慶戦に次いで1905(明治38)年から開催されてきた、このボートレースは、今年で第79回を迎えた歴史ある対抗戦だ。

この日の最終プログラムであるメインレース「対抗エイト」は14時50分に両国橋をスタートし、浅草の桜橋のゴール地点まで3000メートルを、ほぼ10分ほどで漕ぎ抜く激しいスピードレース。ただし今年は、レース直前の練習中に、慶應のボートが沈んでしまうというトラブルが勃発。予定より1時間40分遅れて、16時30分のスタートとなった

それでも、ゴール近くの桜橋のふもとには、両大学の応援団が陣取り、最後のレースまで声援を贈り続ける。

今回は中盤の競り合いから、ゴールのひとつ手前の吾妻橋付近でリードを広げ、逃げ切った早稲田大学が、昨年の雪辱を果たして勝利を飾った。

青空に爽やかな風が吹く日曜の午後、隅田川の水しぶきを浴びながら進む両校のボートとクルーには、多くの人々が観戦する両岸から、レースには熱い声援が贈られ、レース後も健闘を讃える大きな拍手が寄せられた。

「紺碧の空、仰ぐ日輪……」で始まる早稲田大学の応援歌『紺碧の空』と、「陸の王者、慶應……」のフレーズが有名な慶應義塾大学の応援歌『若き血』は、この早慶戦の歩みとともに多くの人に親しまれてきたもの。両大学の学生・OBをはじめ、川岸で応援する多くのファンや観客による、その歌声が、この日、春の隅田川にこだました。

両チームとも全力を出し切ったレースの後、勝って喜ぶ早稲田大クルーには一段と大きな拍手と声援が寄せられたが、トラブルにもめげずに奮戦し、惜しくも破れた慶應大クルーにも、同じく大きな拍手と「よくやったー!」という激励の声がかけられた。

こうした母校の選手たちのがんばりに声援を送り、ともに校歌や応援歌を歌うなかで、両大学の学生は貴重な思い出や愛校心を育んでいくのだろう。

競技に挑む選手や、応援席の両大学生だけではなく、周囲で観戦する多くの人々にも爽やかな感動を与えてくれる、こうした伝統の対抗戦は、無形の価値あるものに違いない。その伝統を築いてきたのは、さすがに“私学の雄”といわれる両大学ならではだ。

この日のプログラムには、早慶両チームの大学生だけではなく、両校のOBや教職員、東大・一橋大学OB、早慶両大学の付属中高生によるレースもあり、9時40分の第1レースから最終の第13レース「対抗エイト」まで、さまざまなレースが楽しく観戦できる。

こうした楽しい伝統行事があることは、早稲田、慶應義塾の付属中高を志望する中学受験生とその家族にとっても、また、首都圏や全国の中高一貫の進学校から両大学への受験~合格をめざす中高生にとっても、ひとつの励みとなるに違いない。

Sports01 ▲東京・隅田川で毎年4月に行われる「早慶レガッタ」は、春の風物詩ともいわれる。

Sports02 ▲すでに東京タワーの高さを超えた、墨田区の新名所・東京スカイツリーが川越しに見える。完成すると634メートルとなる。

Sports03 ▲メインレースの「対抗エイト」では、吾妻橋付近から早稲田が慶應をリードした。

Sports05Sports07Sports04 ▲これも風物詩となっている両大学の応援風景。手前が慶應、奥が早稲田。

Sports07_2▲メインの「対抗エイト」を制した早稲田クルーは応援団に手を振って勝利の喜びを共にする。

【初出:NettyLandかわら版2010年5月号】
(北 一成)

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