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2010年5月13日 (木)

[春のスポーツのシーズンに紹介したい青春小説]走れ!一瞬の風になれ

今年も中学入試シーズンが終わり、やがて春を迎える時期となった。まだ中学入試の熱気が冷めやらぬ、日本時間2月13日から3月1日にかけては、バンクーバーで「第21回・冬季オリンピック大会」が行われ、フィギュアの浅田真央選手の金メダルへの期待をはじめ、日本人選手団の各選手の健闘で国内も沸いた

そして、この3月の春休みには、テレビでも中継されている、「第82回・選抜高校野球大会(通称・春のセンバツ)」や、「第41回・全国高等学校バレーボール選抜優勝大会(通称・春の高校バレー)」などの、高校スポーツの春の祭典が盛り上がっている。

ほかにも各地で、各種目ごとに高校生や中学生の春の大会が行われている。桜咲く入学の時期を前に、いま“春のスポーツのシーズン”の真っ直中だ。

そんな時期ゆえに、お伝えしたい話題はいろいろあるのだが、今回はあえて、高校スポーツを題材にした、青春小説をここで紹介したい。

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▲幻冬舎文庫「走れ!T校バスケット部」(松崎洋著)。定価(本体495円+税)。

左上は、奥付発行日が2月25日となっている幻冬舎刊の文庫本「走れ!T高バスケット部」(松崎洋著)だ。本書はもともと、彩雲出版から発行されていた単行本が文庫化されたもので、口コミだけで30~50万部も売れたという、いま話題の本。

中学時代、バスケット部キャプテンとして関東大会2位の実績を残した主人公が、高校では全国大会上位の常連である名門校に進学。そこでの人間関係のもつれから、学校を辞めて都立高校に転入。そこで出会ったユニークな仲間たちと再びバスケットに打ち込み、かつて自分が在籍した名門校を都大会決勝で破るという物語だ。

バスケットボールの経験者や詳しいファンからは、プレーやゲームの記述にリアリティがないとか、あるいは現実にはありえない話だとか、やや辛口の批評も寄せられているようだが、とにかく痛快で単純明快なキャラクター描写やストーリー展開で、最初から最後まで、楽しく一気に読める。久々に爽快な読後感を味わえた一冊。小学生にも短時間で読めるはず。

もうひとつ右下は、昨年の夏に講談社から文庫本3巻が発行された「一瞬の風になれ」(佐藤多佳子著)。これも、2007年に吉川英治文学新人賞と本屋大賞をダブル受賞して話題になった、同社発行の単行本を文庫化したものだ。

こちらは陸上競技を題材に、サッカーから短距離走に転向した主人公が、同級生で天才的な短距離ランナーの親友と一緒に走ることで、自分の思った以上のスピードを身につけて他校のライバルに勝つ物語。これもタイトルのごとく、一瞬の爽快な風のような読後感があった。やはり小学生にも無理なく読めそうな一冊だ。

▼講談社文庫「一瞬の風になれ」(佐藤多佳子著)。定価:1巻(本体495円+税)、2巻(本体552円+税)、3巻(本体743円+税)。

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この春のスポーツのシーズンに、実際に各競技の大会を観戦するのも楽しいが、読書でその醍醐味に触れるのも面白い。素直な気持ちで新鮮な感動を味わうことができると、さらにスポーツが好きになったような気がする。

【初出:NettyLandかわら版2010年3・4月号】
(北 一成)

●付記

本誌前号でも紹介した共栄学園高の女子バレーボール部が、代々木体育館で行われている「春の高校バレー」で、3月24日現在、ベスト4まで勝ち上がっている。昨年夏の中学の全国制覇に続く、高校全国制覇も夢ではなくなってきた。どうなる、共栄学園?

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