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2009年3月 3日 (火)

私立中高一貫生の冬の活躍 東京成徳大学高が、女子バスケットボールで全国準優勝!

この冬にも、厳しい寒さを吹き飛ばすかのように、いくつかのスポーツで、高校生の熱き「全国大会」が行われた。そこでは、私立中高一貫校の選手たちの活躍も多く見られたが、なかでも全国トップレベルの活躍を見せたのが、昨年12月23日~29日まで東京で行われた女子バスケットボールの第39回全国高校選抜優勝大会(ウィンターカップ)で、準優勝を果たした東京成徳大学高校チームだ。

この東京成徳大学高の女子バスケ部は、バスケット界では有名な強豪校。今大会でも決勝で競った愛知県の桜花学園高とは、過去に何度も全国の決勝で火花を散らしてきた、宿命のライバルだ。

夏のインターハイでも、同じ桜花学園に決勝で敗れて涙を呑んだ東京成徳大学だが、今回も同じ宿敵を相手に、88対74という激戦の末、惜しくも全国制覇を逃す結果となった。しかし同校が他の強豪校と違って注目される点は、今大会もチーム登録メンバー15名中10名が併設の東京成徳大学中の出身。スターティングメンバーは5名全員が同中学から進学してきた中高一貫生であることだ。全国トップレベルで活躍するスポーツのなかで、とりわけ球技の団体戦で、これだけ中高一貫生の割合が多い強豪チームを、筆者はほかに聞いたことがない。

東京成徳大学高校チームの指導者である下坂須美子監督と、同中学チームの指導者の遠香周平監督との、中高一貫校ならではの指導の連携があってはじめて可能になることだろう。東京成徳大学中学チームも、2008年夏には全国大会で準優勝。ここで活躍した中学生は、すでに秋から高校チームの練習に参加して、磨いた技と鍛えてきた体力を、高校受験のブランクで落とすことなく、高校に進んでからの活躍に備えているという。

しかし、一方で東京成徳大学中学校は、中高一貫の進学校としての成果が躍進するとともに、入試レベルも上昇。従来のように、ミニバスケットで活躍し、素質にも恵まれた小学生が、数多く入学できる状況ではなくなってきており、それが悩ましいところでもあるという。

実業団チームに入る選手以外、今大会の出場メンバーの高3生の多くは、この後、それぞれ大学に進学してもバスケを続ける予定だと聞く。年によっては筑波大や早稲田大に進学して活躍する選手もいる。これほどの強豪女子バスケット部のメンバーであっても、ほとんどが大学進学を希望する受験生であり、それぞれの進学希望を立派にかなえて、同校を巣立っていくことにも注目すべきだろう。

そんな東京成徳大学中高の、私立進学校としての躍進も期待したいし楽しみであるが、女子バスケット界に中高一貫指導の成果を確立した同校バスケ部の伝統も絶やしてほしくはない。バスケット部への入部を希望する受験生に今後も道が開け続けることを願うとともに、そうした受験生には、バスケットと同様に、中学受験でも、その集中力や瞬発力を発揮してくれることを期待したいと思う。

【初出:NettyLandかわら版2009年2月号】
(北 一成)

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第39回全国高校選抜優勝大会(jomoウィンターカップ2008)で準優勝を飾った東京成徳大学高校の女子バスケットボール部。

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決勝では桜花学園の高い壁にマークされながらも、得点を量産したキャプテンの間宮佑圭選手(3年U–18の日本代表の一員として、11月のアジア選手権では中国を破って優勝を果たした。

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やはりU-18日本代表メンバーの一人である篠原恵選手(2年)も奮闘。桜花学園の固いディフェンスをかわしてシュートを決める。来年も活躍が楽しみだ。

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