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2008年7月22日 (火)

入試問題から学校を探る 算数の問題にみる武蔵の教育理念

P11武蔵の入試問題は解く楽しさに満ちている。とりわけ数論の問題は秀逸である。作問経験者としては、良く毎年考えつくものだと感心させられる。数の性質を知り尽くしている方々が多いのだろうということと、数学を学んでいくうえで礎となる数論に力を入れているのだろうということが容易に想像される。さらに同校の入試問題には学校の教育理念がしっかりと背景に流れており、学校が求める生徒像が反映されている。それは「自ら調べ自ら考える力ある人物」である。

今回取り上げた問題ももちろん数論である。(1)は用意したお菓子の個数とみかんの個数の和は一定であることに気づけば、比をそろえて比の差と余りの個数の差に注目することでお菓子の個数は145個とすぐに求められる。武蔵受験生であれば難なく解ける問題だ。面白く、武蔵らしいと感じるのは(2)だ。考えていく道筋はいくつかありそうだが、ここでは実際に参加チーム数が予定の参加チーム数の6割増しであったということから、予定の参加チーム数と実際の参加チーム数の比が5:8であることに注目し、(1)で求めたお菓子の個数を利用することにしよう。配る予定だったお菓子は余りの5個を除くと140個であり、実際に配ったお菓子の個数は余りの1個を除くと144個である。チーム数は整数であるから、140と144をそれぞれ2数の積(例えば140=7×20など)に分解するとチーム数の比が5:8となる組み合わせが2つ見つかるだろう。問題の解説が目的ではないので、これ以上の記述は避けることにするが、解きながら「面白いなぁ」と思わずにはいられない問題なので、興味のある方は是非一度挑戦してみて欲しい。難しいわけではなく、奇抜な発想が必要なわけでもないのだが、数の性質の持つ醍醐味を味わえる問題だからだ。

この問題ひとつをとってみてもわかるように、様々な問題に対して興味、関心を持って主体的に取り組み、課題を解決していく過程の中にある楽しさを身につける教育が実践されていることは間違いのないことであろう。

中高の6年間や大学受験といった目先のことに止まらない、生涯にわたる知的探求の基礎を培う教育が展開されていることは疑うべくもない。




【初出:NettyLandかわら版7月号】
(藤崎 正彦)

東京都高校サッカー2008夏の戦績!東京都292校から勝ち上がった各校の熱闘の行方は?

サッカーの世界でも、この時期すでにワールドカップ予選を兼ねた大会が各地で行われ、日本代表チームも連戦に挑んでいる最中だ。

そうしたこの時期、4月から6月の後半まで、全国高校総合体育大会(インターハイ)の予選にあたる、サッカーの東京都大会が行われてきた。

左下のトーナメント表は、今回の都予選で、東京都の一次トーナメントを勝ち上がったベスト8のチームに、春の都大会で優勝した駿台学園と、準優勝のかえつ有明の2校をスーパーシード校として加えた、10チームによる二次トーナメントの組み合わせ表だ。

この夏、東京都だけでも292校がエントリーしている今大会で、支部大会から数えると5~6試合を勝ち抜いてきたチームと、予選免除のシード校が頂点をめざして決戦に挑む、都内でサッカーに励む多くの高校生が目標とする場だ。

6月21日(土)の準決勝、翌22日(日)の決勝戦はこれからだが、15日(日)の準々決勝で勝ち残った駿台学園、国学院久我山、国士舘、かえつ有明の4チームによる激戦の行方がどうなるか、いまからとても楽しみだ。

今大会で勝ち残った4チームだけではなく、ベスト10まで勝ち上がった、早稲田実業、駒澤大学、暁星、実践学園、城北、都立・駒場にもエールを贈りたい。これから優勝を争う4チームに加えて、早稲田実業、暁星、実践学園、城北は、いずれも私立中高一貫校。なかでも暁星や城北は、高校のスポーツ推薦で入学してきた生徒ではなく、むしろ中高一貫生を中心としたチーム。こうしたチームの活躍は、サッカーの好きな中学受験生にも勇気と励みを与えるものだろう。

本誌5月号のこの欄でも紹介しているように、「東京都サッカー協会」と「TFA TリーグU–18」のWebサイトでは、こうした中高一貫校のサッカーの活躍ぶりをつぶさに知ることができる。ほかにも上の「くまぜみ蹴球見聞録」というブログサイトでも、高校サッカーの様子がとても詳しく紹介されている。

関心のある方は、一度こうしたサイトをご覧になって、受験勉強の励みにしてほしい。東京都の高校サッカーにおける中高一貫校の活躍が今後も楽しみになるはずだ。

【初出:NettyLandかわら版7月号】
(北 一成)

JhohokuvssoujitsuKumazemiwebtop 写真は、6月8日㈰に行われた早稲田実業vs城北の一戦。城北(縞のユニフォーム)に5対1で圧勝した早稲田実業(臙脂色のユニフォーム)は、続く準々決勝で春の優勝校、駿台学園に0対1で惜敗した。

右は「くまぜみ蹴球見聞録」というブログサイト。東京の高校サッカーの熱戦ぶりが、写真や動画も合わせて、ほぼリアルタイムで紹介されている。

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