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2008年5月28日 (水)

上智大で6月1日「東京エリア/カトリック学校フェア2008」開催

6月1日(日)には、東京・四谷の上智大学で「東京エリア/カトリック学校フェア2008」が開催されます。
20080527web
参加校は、浦和明の星女子、カリタス女子、暁星、光塩女子学院、晃華学園、サレジオ学院、白百合学園、聖心女子学院、聖ドミニコ学園、星美学園、聖ヨゼフ学園、東京純心女子、東星学園、目黒星美学園、横浜雙葉の15校。

東京と隣接エリアのカトリック校のほとんどが一堂に集う、こうした集まりは、めったにない貴重な機会。カトリック校の教育に関心のある方は、ぜひご参加いただければと思います。当日のプログラムは下記のとおりです。


■□■□■「東京エリア/カトリック学校フェア2008」■□■□■

●日時 6月1日(日) 9:30~15:00〈予定〉

●会場 上智大学四谷キャンパス 12号館〈四ツ谷駅側の北門を入ってすぐ右手の新しい建物。ただし大学の休日の安全管理規定により当日のご入場は正門からのみとなります〉

●プログラム
1.9:40~14:45 参加校・学校別ミニ説明〈5階502教室・1階102教室〉
各校15分程度の説明を、午前・午後に各1回予定しています。
  
2.9:30~15:00 個別相談会〈2階201教室・202教室〉
会場に1フロア、個別相談会場を設けています。資料のみお持ち帰りいただくことも可能です。

3.11:20~12:00 上智大学による教育講演
上智大学には、カトリック系中高との連携の試みのひとつとして、今回のフェア会場をご提供いただきました。上智大学がカトリック学校向けに行っているAO入試などについてもお話いただきます。

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私学の中高一貫教育に関心を持つ方であれば、どなたでも参加できます。低学年のお子さまをお持ちの皆さまも、ぜひご参加ください。

参加の事前お申し込みは不要です。直接会場にお越しください。詳しいご案内は、同フェアのWebサイトでご紹介しています。
(NTS教育研究所/北 一成)

2008年5月22日 (木)

入試問題から学校を探る 社会の問題にみる麻布の求める生徒像

自主、自立を重んじる」—麻布中の教育方針は、と問われれば、ほとんどの人がこう答えるのではないだろうか。実際、同校に足を一歩踏み入れると「大丈夫なの」と心配になるほどの自由な雰囲気に包まれるのだが、それでいて日本屈指の進学実績を作りだしているのであるから、そこには「やらされる勉強」ではなく「自ら学ぶ」環境があるのは疑いようもない。

この麻布の学習環境そのものが反映された入試問題を毎年楽しみにしているのだが、その中で今回は社会の問題を取り上げてみた。

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大問一題構成というのもほかにはあまりない形式だが、いきなり5000字に近い長文を読まされるというのも、いかにも麻布らしい。身近な行動やその背景にある法律をテーマに書かれたもので、文章は平易なのだが、内容は「食べ物について」、「ゴミについて」、「大日本帝国憲法と日本国憲法の違いについて」など多岐にわたる。その間にも循環型社会の形成の大切さや地球環境問題など昨今話題になることの多い時事問題にも触れ、さらには、人間の内にある「何が正しいかについてのルール」を暗黙の了解として法律が作られることによって生じる問題にまで大きく話が展開されている。

さて、近年、輸入が解禁されては危険部位の混入が発見されるということを繰り返しているアメリカの食用牛肉や農薬が混入した中国産の食品など、食の安全性についての関心が高まる一方である。こうした社会の要請を受けて食品の情報開示に関する法律が作られたのだが、その受け止め方は企業と消費者では当然異なるものとなるだろう。通常この手の問題では単純に「なぜだと思いますか」「あなたの意見、考えを述べなさい」といった形で生徒個人の意見を書かせる場合がほとんどである。ところが、この問題では「企業と消費者の置かれている立場の違いを明確にしながら、説明しなさい。」となっている。受け止め方の異なる両方の立場に立って考えさせているところが麻布らしいのだ。できる限り正確な情報を知りたい消費者と、利益を確保するために「出せる情報」と「出したくない情報」を抱える企業という異なる二者の視点で考えることを要求する背景にあるもの、それは「生徒自身が自ら学習する力」であり、「深い教養に基づいた自由な発想」という同校の教育理念そのものである。


【初出:NettyLandかわら版2008年5月号】
(藤崎 正彦)

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